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(11/21)渋谷区女性殺害事件から1年 追悼と連帯のスタンディング 暴力と排除に抗し、ともに生き延びよう

2021/11/16

渋谷区幡ヶ谷のバス停で、路上生活を送っていた女性が近隣住民に襲撃され殺害された事件から、11月16日で1年となりました。

事件は、結婚していること・安定した職に就いていることが標準的生き方とされる社会において、ずっと非正規ではたらいてきた単身女性が大きなリスクにさらされていること、そしていったん収入や住居を失えば、街の中に「いてはならない存在」として命まで奪われかねない過酷な現実を示すものでした。

それから1年、「ダイバーシティ&インクルージョン」を謳うオリンピックが反対の声にもかかわらず華やかに開催された一方で、自助・自己責任をふりかざして「ふつうではない」とされる人たちを排除する風潮は、強まりこそすれ弱まってはいません。コロナ下でも資産を増やした人たちと、失業・貧困にさらされる人たちとの格差はいっそう広がり、女性や若者の自殺が増え、性風俗ではたらく女性に対するヘイトクライムや、女性を狙った殺人事件も起きています。政府が差別と暴力を明確に非難してすべての人々の生存権を保障しようとしないことは、苦しい立場に置かれた人々をいっそう追いつめています。

わたしたちは、ヘイトクライムの犠牲となった人たちの死を思い起こし、排除と暴力に抵抗する意志をあらたにするために集まります。自助・自己責任の押し付けを拒否し、すべての人たちがともに生きのびられる社会に向けて、連帯をよびかけます。

 

★日時:2021年11月21日(日)19:00~

★場所:新宿アルタ前広場

 キャンドル・ライト・メッセージボードなどを持って集まりましょう

★よびかけ団体:ノラ/アジア女性資料センター/ふぇみん/ねる会議/#ラブホで死にたくない

★賛同団体(11/21現在):あるこうよむらさきロード/エトセトラブックス/わくわくシニアシングルズ/NPO法人コミュニティ・ネットワーク・ウェーブ/homeら連/フェミニスト手芸グループ山姥/聖公会野宿者支援活動・渋谷/わけわけの会/釜ヶ崎センター開放行動/小山さんノートワークショップ/フェミサイドのない日本を実現する会

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