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パキスタン:部族地域で女性活動家が暗殺される

2012/07/18

パキスタン北西部のハイバル部族自治地域で、女性の人権活動家、フリーダ・アフリディさんが7月4日、仕事に向かうために家を出たところで、カラシニコフ銃をもった男性2人に銃撃され、死亡しました。アフリディさんは、部族地域の女性の権利・福祉の向上のために活動するNGO「SAWERA」の設立者で、まだ26歳でした。

アフガニスタンと国境を接するパキスタン北西部には、州の統治に属さない、連邦直轄部族地域(FATA)がおかれており、ハイバル地区はそのひとつ。同地域では昨年12月にも、人権活動家の男性が暗殺される事件が起きていました。

パキスタンのフェミニスト団体ネットワーク「女性アクションフォーラム(WAF)」は、事件後に発表した声明で、暗殺を強く非難するとともに、政府に対し、部族地域内における暴力の不処罰をなくし、人権を保護する責務を果たすように求めています。
WAFは、「今回の事件は、部族地域における人権と福祉の向上にとりくむ活動家たちに対する脅しだ。過激な暴力をもちいる反動勢力が部族地域の人々を恐怖で支配しようとしているにもかかわらず、政府は法の支配を執行しようとしておらず、犯罪者の不処罰がまかり通っている」と、政府の対応を批判しました。
そして政府に対し、アフリディさんの暗殺を強く非難する声明を出すこと、女性人権活動家を保護する効果的対策をとること、開発や人道支援、人権のために活動する人々のために安全な環境を整備する責任を確認すること、また、殺害や脅迫によってNGOの活動を妨げようとする犯罪者を根絶することを求めています。

このWAFの声明を支持する国際署名に、以下のサイトから参加することができます。
WAF声明に賛同署名する
さらに:
●WAF声明の全文はこちらから ●Tribal NGOs condemn brutal assassination of Fareeda Afridi

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