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2/12(水)NHK前抗議行動 第2弾

2014/02/11

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NHK前抗議行動 第2弾

籾井会長、百田・長谷川両委員は直ちに辞任せよ!   
-安倍総理・経営委員会の任命責任を問う!-
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とき:2月12日(水)13時~14時
場所:NHK放送センター「西口」前(渋谷区神南2-2-1NHK放送センター)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/map/
呼びかけ:日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
★思いを書いたプラカードを持参し、ご参加ください。

●関西でも同時行動を開催します●
とき:2月12日(水)13時30分~
場所:NHK大阪放送局 北側入り口 http://www.nhk.or.jp/osaka/map/
呼びかけ:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
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NHKの籾井会長は、予算委員会の質疑でも不誠実な態度と発言を続け、到底NHK会長の任にふさわしくないことは、ますます明らかとなりました。さらに、安倍首相の推薦でNHK経営委員になった 百田尚樹氏が、都知事選で田母神俊雄候補を応援する街頭演説で、「南京大虐殺はな かった」 と発言し、同じくNHK経
営委員の長谷川三千子氏は1993年に抗議先の朝日新聞社で拳銃自 殺した右翼団体元幹部を礼賛する追悼文を発表、天皇が「ふたたび現御神(あきつみかみ)となられたのである」と、憲法違反の皇国史観、国民主権否定論者の姿を公にし、反省する気配もありません。こんな人たちに、公共放送のトップや経営責任をまかせるわけにはいきません。
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申し入れへの賛同団体募集
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2月12日(水)は13:30から、NHKでは経営委員会が開かれる予定です。
その経営委員会に、籾井会長の罷免と、百田、長谷川両経営委員の即時辞任を求める申し入れの文書をつくりました。抗議行動の前にNHK本局に届けます。
申し入れの主旨に賛同してくださる団体は、正式団体名を以下のアドレスにお知らせください。

●賛同あて先:ianfu-kaiketsu@freeml.com
●締切:2月11日(火)23時  *時間が短くて申し訳ありません! 

全国行動としては、受信料の不払いを運動化を申し入れ書に明記することはせず、個々人が判断することにしました。当日、NHK前抗議行動では、NHK職員のみなさんに対しても、勇気を持って権力の暴走を監視する、その役割を放棄せず、公正な放送を確保するために立ち上がって欲しいと呼びかけます。
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以下、申し入れ書↓

NHK経営委員会 御中

経営委員会は、籾井会長を罷免してください!
百田、長谷川両経営委員の即時辞任を求めます

 2011年3月11日、東日本大震災が起き福島第一原発を津波が襲った時、今、私たちが暮らすこの国で何が起きているのか、正確に、迅速に伝えてくれたメディアは、NHKでした。企業の広告料を主な収入源とする民間放送にはできない番組をつくれるのだと、公共放送の存在意義を視聴者に見せつけるかのようでした。
 ところが、安倍政権の樹立後、政権内にNHKの原発報道などへの不満があると伝えられるようになりました。そして昨年11月、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の主要メンバーである百田尚樹氏、長谷川三千子氏をはじめ、安倍首相の元家庭教師だった本田勝彦氏など、安倍首相に近い人物4人が新たにNHK
の経営委員に任命された時、私たちは強い危機感を抱かざるをえませんでした。
「河野談話」の見直しを掲げて政権の座につき、原発再稼働を推進し、平和憲法の改悪をめざす安倍政権の意向が、番組製作に反映されることになるのではないかと危惧されたからです。
 今、その懸念はさらに増大しています。
 経営委員会によって選任された籾井勝人新会長が、国際放送について「政府が右と言うことを左と言うわけにいかない、日本政府とかけ離れたものであってはならない」と述べ、秘密保護法については「これが必要だとの政府の説明ですから、とりあえず様子を見るしかない、あまりかっかとすることはない」「通っちゃったんで、言ってもしょうがない」などと就任記者会見で発言したからです。このような発言をする人が、NHKの番組編集権を持つ会長に居座り続けるならば、放送法に謳われている「不偏不党」「政治的に公平であること」「意見が対立している問題は多様な角度から論点を明らかにすること」などが保障されるとは思えません。
 さらに、「慰安婦」問題については「戦争をしているどこの国にもあった」、「韓国が、日本だけが強制連行をしたみたいなことを言っているから、話がややこしい。お金寄越せと言っている」などと不見識きわまりない暴言を吐きました。
籾井会長はその後、衆院予算委に参考人として出席し、「NHK会長として公式会見の場で個人的な見解を発言したことは不適切で、大変申し訳なく思っている」と謝罪しましたが、「個人的見解」そのものが誤りであることについては何らの反省も述べていません。事実無根の間違った「慰安婦」問題認識を公の場で、あ
たかも事実であるかのように公人が語ることは、社会に誤った認識を広め多大な悪影響を及ぼすばかりか、何よりも被害女性たちを深く傷つけます。「個人的見解」が他者を傷つけ、しかも、それが全面的に間違っているならば、まずその対象とされた人に謝罪するべきです。そして、無知と誤解に基づく「個人的見解」そのものを撤回しなければなりません。
 被害女性たちを傷つけ、各界から批判され辞任要求を突きつけられながらも「職務を全うしたい」と居直る籾井氏を、私たちは決して許すことはできません。経営委員会は直ちに籾井氏を罷免するよう強く求めます。

 籾井氏の発言の後、今度は経営委員の発言が再び社会に衝撃を与えました。
 経営委員の百田尚樹氏は2月3日、東京都知事選の田母神俊雄候補の応援演説に立ち、東京裁判は東京大空襲や原爆投下を「ごまかすための裁判だった」とし、「1938年に蒋介石が、日本が南京大虐殺をしたとやたら宣伝したが、世界の国は無視した。なぜか。そんなことはなかったからだ」「極東軍事裁判で亡霊のごと
く南京大虐殺が出て来たのはアメリカ軍が自分たちの罪を相殺するため」だったなどと、日本が国際社会に公約した立場を否定するとともに、国際社会で常識となっている歴史事実を真っ向から否定する驚くべき発言を繰り返しました。
 また、長谷川三千子氏は1993年に抗議先の朝日新聞社で拳銃自殺した野村秋介氏の死を礼賛する追悼文を発表していたことが分かりました。長谷川氏は取材に対し、野村氏の行為を「メディアに対するテロや圧力でなく、精神的な意味を見いだすべきだ」と答えています。言論機関に拳銃を持ち込んで自らの主張を暴力
的に表明した人物を批判せず、むしろ礼賛するような人は、NHKという報道機関の最高意思決定機関にいる資格がありません。さらに「わが国の今上陛下は(『人間宣言』が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神となられたのである」との発言は、日本国憲法第1条を否定するだけでなく、人間を神格化するあまりに滑稽な発言で、いかなる公的な立場にもふさわしくありません。
 両委員及び菅義偉内閣官房長官は「経営委員が自らの思想信条、表現をすることは妨げられていない」としていますが、その表現内容がNHK経営委員に不適格であることを如実に表しているのですから、両委員は直ちに辞任するべきです。
 
 増大する懸念は、徐々に現実化しているのではないかと思われます。
 現在、NHKは籾井発言、百田、長谷川両経営委員の発言の問題点について、きちんと報道していません。すでに、NHKの報道にその影響が見られるのです。
 私たちの怒りと焦りは、もうこれ以上、座視することはできない地点に達しています。このまま事態が進むならば、NHKの自主自律、公平公正な公共放送を守るために、私たち視聴者には、受信料拒否という手段しか残されていないのではないかと思えます。
 そのようなことになる前に、NHK経営委員会が籾井会長を罷免し、百田、長谷川両委員が辞任することで、NHK経営委員会の良識を示すことを強く求めます。

2014年2月12日
日本軍「慰安婦」問題解決全国行動

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