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6/14国会前行動 日本政府は日本軍性暴力被害者に直接謝罪と賠償を!

2007/06/11

日本政府は日本軍性暴力被害者に直接謝罪と賠償を!

行動①12:00~1:30 参議院会館前でスタンディング
被害女性の写真、メッセージをたくさん持って、抗議行動をします。韓国から来日中の被害女性、李容洙さんも参加します。           
行動②14:00~16:00  ロビーイング
プラカードを持って電車でGO!駅頭でのスタンディング
17:30~18:30 参議院議員会館前スタンディング
行動③19:00~20:00 新宿西口中央口前(1F)スタンディング
★呼びかけ
日本軍「慰安婦」問題行動ネットワーク 
旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委員会

本年2月より、旧日本軍の「性奴隷」問題に関して日本政府に謝罪を求める決議案がアメリカ議会に提出されています。2月のアメリカ下院公聴会で、李容洙さん、金君子さん、ヤン・ルフ・オヘルネさんの3名の被害女性が証言されました。被害女性たちは80歳代の高齢を押してアメリカまで行き、日本政府が犯罪を認めて謝罪と補償をするように力強い発言をしてきました。
 こうした動きに対して、安倍首相や麻生外相など政府高官たちは決議があがらないように必死にロビー活動を展開しています。
麻生外相は2月19日衆議院予算委員会で「日本軍による強制的な性奴隷化」は、「客観的な事実にまったく基づいていない。はなはだ遺憾だ」。安倍首相は3月 5日参議院予算委員会で、「官憲が家の中にまで入って連れて行ったという強制性はなかった。米下院の決議案は客観的な事実に基づいていない。決議があったから謝罪をするものではない」と発言しました。
 これまでも、いったい何回被害女性を貶め、歴史をゆがめる暴言が繰り返されたでしょうか。当然、こうした発言に対して、世界各国から抗議の声が巻き起こりました。
 日本政府を非難する世界各地の声がますます高まるなかで、4月26日訪米した安倍首相は、米議会関係者に「元慰安婦の方々に同情とおわびの気持ち」を述べました。しかし、日本政府がほんとうに向き合わなければならないのは、ブッシュやマスコミではなく、被害にあった女性たちのはずです。
 戦後、日本政府は、この問題に対して自ら進んで実態調査もせず、責任者も処罰せず、誠実に向き合おうとしてきませんでした。
勇気を持って被害の事実を証言し、日本政府による真の謝罪と補償、責任者処罰を求めてきた被害女性たちは高齢化し、無念のうちに多くの方が世を去っています。
 今こそ、半世紀以上を苦しみ抜き、生き抜いた被害女性たちの声に真剣に耳を傾けなければなりません。被害者が亡くなるのを待ち、歴史の改竄を行おうとする日本政府の非道を私たちは許すことはできません。
 被害女性たちが求めているのは、ふみにじられてきた人間としての尊厳の回復です。日本政府が一人ひとりにきちんと謝罪し、賠償を行うことです。そして彼女たちと同じような被害者を生み出す戦争を二度と繰り返さないことです。日本軍性奴隷問題を日本の教科書に記載し、次の世代に伝え、はっきりと記憶し歴史に残していくことです。この過程を経ずして、現在を生きる私たち自身の尊厳を獲得することはできまん。
 私たちは、日本政府が事実を明らかにし、被害女性たちに直接謝罪し、問題解決のために、今すぐ行動することを強く求めます。
思いを同じくするみなさん、国会前行動に全国からの参加で訴えましょう!

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