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韓国:新紙幣の女性像をめぐり議論

2007/10/15

10月10日の統一日報紙によれば、朝鮮時代の女流書画家であった申師任堂が、2009年に発行される新紙幣に印刷される人物の有力候補ととされていることがわかり、女性団体が反対の声をあげている。
女性団体「イフ」は2日、声明を発表し、「申師任堂は夫と子の栗谷李珥(退渓李滉と双璧を成す儒家)の立身出世を支えた、儒教と家父長制の理想的女性モデル。芸術的才能まで発揮した歴史的人物」とした上で、「そのような人物が紙幣の顔になれば、現代女性が会社と家庭で経験する“二重労働”が正当化される恐れがある」と主張。人物選定の全面的見直しを求めて署名運動を進めていくと発表した。
女性団体らは「ただ女性だからというのではなく、どのような女性なのかという点が重要だ」と述べ、代案として、3・1独立運動を主導した独立運動家柳寛順、朱蒙とともに高句麗建国に尽力した召西奴、新羅時代の女王宣徳王、済州出身の豪商金満徳、韓国初の女性洋画家羅錫などを挙げている。どれも男性の補佐よりも自分の人生を生きた女性だ。

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