【スピーチ全文】ウィメンズマーチ東京2026
2026/03/09昨日、3月8日は国際女性デーでした。アジア女性資料センターはウィメンズマーチ東京2026と、女+フェスティバル(京都)に団体賛同しました。
ウィメンズマーチ東京ではマーチに先立って、午前のオンライン集会でリレースピーチの機会をいただき、グローバルサウスのフェミニストたちとの連帯を訴えました。以下にアジア女性資料センターのスピーチ全文を掲載します。なお集会のアーカイブ動画はウィメンズマーチ東京のYouTubeから見ることができます。前半のトークセッションのほか、他団体のスピーチもぜひご覧ください!
ウィメンズマーチ東京2026スピーチ
こんにちは。人権とジェンダー平等にもとづく地球社会をめざし活動している、アジア女性資料センターです。衆院選からちょうど1ヶ月。みなさんにとってはどんな1ヶ月でしたか?「初の女性首相」のもとで、女性の権利保障にはブレーキが掛かる一方、憲法改定など慎重に議論すべき政策転換は、私たちの手の届かないところで、次々と決まっていきます。高市政権が「スピード感をもって」進めているのは、他でもない民主主義の破壊ではないでしょうか。
世界に目を向けると、アメリカやイスラエルによる侵略やジェノサイドが続いています。こうした武力攻撃はしばしば、民主主義や女性の権利という名のもとに正当化されてきましたが、グローバルサウスのフェミニストたちはその背景に、世界の資源と労働力を支配・収奪しようとする帝国主義があることを指摘してきました。平和主義を掲げてきた日本も例外ではありません。日本政府は、国際法違反の侵略行為を明確に批判するどころか加担し、アジアの軍事化、武器輸出を推し進めています。
日本国内でも、軍事拡大は、基地を押しつけられてきた沖縄などの地域の安全をいっそう損なっているだけではありません。防衛費増大によって、生活を支え命をつなぐために必要な医療、介護、看護、保育、教育など社会保障の費用は削られ、その負担は、これらのサービスを必要とする人びとに、そして無償または低賃金でこれらを担う人びとに、いっそうのしかかっています。
安全保障や軍事を口実に国家の権力が強まるとき、わたしたちすべての人権や自由は大きく抑制されますが、その矛先はとりわけ、国家政策に異議申し立てする人たち、また女性や移民などのマイノリティに向かうことになります。すでに、移民・難民に対する激しい排外主義が起きています。家父長的な戸籍制度、男系天皇制にこだわる高市政権の下で、セクシュアル・リプロダクティブ・ライツがいっそう制限されていく恐れもあります。
日本そして世界に広がる軍事主義や帝国主義、レイシズム、家父長制家族主義の強化、環境破壊などの差し迫る課題に対して、わたしたちはグローバルサウスのフェミニストたち、また国内のさまざまな社会運動や地域での抵抗運動と、連帯して闘っていかなければなりません。歴史的につくられた権力関係の中で、わたしたちのなかには大きな立場の違いがあり、「連帯」は言うほど簡単なことではありません。だからこそ、この言葉の意味をあらためて噛み締め、実践していきたいと思います。アジア女性資料センターでした。
アジア女性資料センター
また、女+フェスティバルでは京都市内の会場で『f visions』No.7や「24条変えさせないキャンペーン」のリーフレットを頒布し、首都圏以外での活動や交流として、大変貴重な機会となりました。お手に取っていただいた皆さま、ありがとうございました!

女+フェスティバルでの頒布の様子

ウィメンズマーチ東京の様子


