イベント

【出店】9/20(土) NOISY ZINE & BOOK Culture / Activism / Feminism / Queer の交差点

2025/09/16

NOISY ZINE & BOOK
Culture / Activism / Feminism / Queer の交差点

アジア女性資料センターも出店します!

 

9/20(土)に下北沢 BONUS TRACKで開催されるフェス、「NOISY ZINE & BOOK Culture / Activism / Feminism / Queer の交差点」に、アジア女性資料センターも出店します!

宮越里子さんキュレーションのブースにお邪魔して、機関誌『f visions』や『女たちの21世紀』のほか、オリジナルトートバックや「24条変えさせないキャンペーン」のクリアファイルなどもお取り扱い予定です。

この機会に、ぜひお越しください。

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日時:2025年9月20日(土) 11:00〜18:00
会場:下北沢 BONUS TRACK 広場(雨天中止)
主催:FRAGEN / キュレーター:宮越里子

 

「NOISY ZINE & BOOK」は、カルチャー、アクティビズム、フェミニズム、クイアが交差する1日限りのフェスです。昨年に続き、下北沢BONUS TRACK広場にて、ZINEや雑誌、雑貨やレコードを中心に約20ブースが出店予定。個人セレクトブースから書店まで幅広い出店者が大集結します!騒がしいセッションの場へようこそ!

嬉しいことがあったとき、嫌なことがあったとき、ものすごく怒ってるとき、何かをじっくり考えたとき。誰かに伝えたい。みんなにこっそり広げたい。そうやって、ZINEや雑誌をつくるひとたちがいる。記号ではなく、剥き出しの言葉をわたしたちの手に取り戻す。わたしの一冊が、いつか出会うあなたとのコミュニケーションツールになる。そうやってわたしたちの言葉がともに紡がれてゆけば、ちょっとずつ、社会を変える大きな力に!ぜひ 「NOISY ZINE&BOOK」の魅力を体験しにきてください。

 

参加者一覧(9/11時点)

秋山福生
『アーギュメンツ』
あさてつ
アジア女性資料センター
amrita
飯田エリカ(少女写真家)
飯山由貴
野餐集会(picnic meeting)
イシグロカツヤ
いちむらみさこ
いぬのせなか座
岩川ありさ
inch magazine
インパクト出版会
うみかじ
「運動と思想」読書会
映画『重力の光』
エトセトラブックス
FAQ?
éndõůhì from 百年
over and over magazine (kai)
片柳那奈子
金井冬樹
金川晋吾
北山雅和
きりとりめでる
Queeresy
現代魔女 円香
kody
kotono in midnight
Kotono × Katsuya
小宮りさ麻吏奈
是恒香琳
在日フェミニスト連帯会
サイボーグ魔女宣言
桜木彩佳
さすらいzines
SHE SAYS distro
City is our Dancefloor Books
首都圏青年ユニオン
白いチューリップ
SUPER-KIKI SHOP
スペクテイター
政治的な手芸部
〇九一四
田崎英明
竹輪書房
鶴峰まや子
『This is (not) my lullaby』
D2021
テイラーズ
哲学対話日記
哲学のテーブル
Do You Remember?
長濱よし野
ナカバヤシアリサ
仲山ひふみ
NAMNAM Space
NAMPEI AKAKI
西原zemi
newQ
ぬかるみ派
Bar bonobo
墓場荘
『万博を解体する』
8-18(ハチイチハチ)コーヒー
Hanae
羽生有希
HandSawPress
広岡ジョーキ
FIFTYS PROJECT
フェミニス虎
ふぇみん婦人民主新聞
FUTŌBOOKS
FROM THE HELL MAGAZINE
HEAVY TRADITIONAL(高田光男×赤木楠平)
ポポタム& azami/Multiple Spirits(マルスピ)
me and you
Mizuki kimura
三宅彩
宮越里子
#みんなの生理
百瀬文
山中散歩
ヤンヤン
YUKHINX
light like ghost REEX (Resistance of the Exploited)
『りのさとふたりぐらし』
麗日
Reina Tashiro
WAIFU  

 

主催:FRAGEN

FRAGENとは、ドイツ語で “問うこと”。社会のなかで、考え、行動しつづけるために、みなさんと伴走する会社です。Webキャンペーンや広報、ブランディング、イベントコーディネートが得意。主な活動フィールドは、政治、哲学、アクティビズム、カルチャー。D2021運営。映画『重力の光』配給 / 制作。上映会やフェミニズム読書会、勉強会や音楽パーティなども主催しています。by  Reina Tashiro , Mizuki Kimura

 

キュレーター:宮越里子

エディトリアル/グラフィック・デザイナー。((STUDIO))、YUMORE.を経て独立。『布団の中から蜂起せよ』『対抗言論 反ヘイトのための交差路 vol.2』などデザイン担当。フェミニズムZINE『NEW ERA Ladies』企画・デザイン担当。『ユリイカ』2023年3月号パク・チャヌク特集号[座談会]「霧の中の映画監督」掲載。『来るべきデザイナー』インタビュー掲載。そのほかワークショップ、アクティヴィズムなど幅広く活動中。

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アドボカシー・キャンペーン

【パブコメ9/15まで】第6次男女共同参画基本計画案へのアラート② 性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理

2025/09/10

第6次男女共同参画基本計画案への
アラート②:健康分野
性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理

 

第6次男女共同参画基本計画のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

 

センターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。今回の投稿は、計画案のなかでも「健康」に関する内容に着目します。(前回の投稿:アラート① なぜ「ウェルビーイング」?

 

︎◾︎ パブコメ提出はこちら
e-Gov「第6次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)に関する意見公募について」
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095250820&Mode=0

 

アラート2
性別二元制の強化、生殖に向けた女性の身体の管理

 

性別二元論の強化

第6次計画は、人を生まれもった身体の特徴によって男・女どちらかの性別カテゴリーに永続的固定的にわりあてる、性別二元論をいっそう強化する恐れがあります。

たとえば、6ページの注31では、「人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)がある。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた『男性像』、『女性像』があり、このような男性、女性の別を『社会的・文化的に形成された性別』(ジェンダー/gender) という」とのべられています。

この説明は、身体的特徴による二元的な性別カテゴリーを強制し、ジェンダーをたんなる男らしさ・女らしさの問題に切り詰めており、性別二元的な社会の枠組みによって現に差別を受けているトランスジェンダーやノンバイナリーの人々への抑圧を強化しかねません。さらに、女性を生殖役割に押しこめ、女性の身体・セクシュアリティに対する管理を強化しかねません。

 

強調される「身体的性差」

第4分野「生涯を通じた男女の健康への支援」(43ページ)の冒頭にも、「男女が互いの身体的性差を十分に理解し合い、人権を尊重しつつ、相手に対する思いやりを持って生きて行くことは、男女共同参画社会の形成に当たっての大前提である」と書かれており、ここでも「身体的性差」が登場しています。

 

健康=妊娠・出産?

基本計画の「健康」に関する記述は、全体的に、妊娠出産に関わるプレコンセプションケア*や、学童期・思春期などの若者に対しての妊娠・出産に関する知識の啓発や、妊娠・出産を前提としたライフデザイン(将来設計)に力点が置かれています。リプロダクティブ・ヘルス/ライツは文字面としては書かれていますが、実質的には「産ませる」ための政策になっているのではないでしょうか。

*プレコンセプションケア=「女性やカップルを対象に、将来の妊娠のための健康教育を促す取組」のこと。

 

労働と健康

国家・地方公務員の女性に対しても「月経、出産等、個人差は大きいもののライフステージごとに特有の健康課題が存在することに留意して理解を促進する」(23 ページ) と、ことさらに女性の妊娠・出産に関わる「健康」について知識啓発を行うとしています。

労働に関わる健康問題は、産むこととの関係においてのみ関心が向けられており、労働条件の劣化による健康への影響や、人びとの健康を担う医療・介護分野の労働者の多くが女性であり、その労働条件が劣悪であることも軽視されています。

 

生殖に向けたセクシュアリティの管理

生殖に向けて女性のセクシュアリティを管理していこうとする姿勢は、第6分野に挙げられている「売買春の根絶」(75ページ)にもうかがえます。性と生殖に関する自己決定の権利の保障を軽視したままでの規制強化は、むしろ人権悪化につながるでしょう。

 

センターでは、計画案についてのアラートを今後も発信予定です。
ぜひ本アラートを広めてください。
パブリックコメントを出しましょう!

 

︎◾︎ パブコメ提出はこちら
e-Gov「第6次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)に関する意見公募について」
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095250820&Mode=0

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【パブコメ9/15まで】第6次男女共同参画基本計画案へのアラート① なぜ「ウェルビーイング」?

2025/09/06

第6次男女共同参画基本計画案への
アラート① なぜ「ウェルビーイング」?

 

第6次男女共同参画基本計画のパブリックコメント(意見募集)が、8/26(火)~9/15(月)まで内閣府で実施中です。5年ごとに定められ、今後のジェンダー政策の方向を決める重要な計画案です。

 

一方で、まず公表から締切までが20日あまりと、「原則30日以上」と定める法令に反して期間が大幅に短く、市民参加をないがしろにする点で問題があります(※)。
※ ただし行政手続法に基づかない「任意の意見募集」として設定されているため法令上の問題は回避している形

 

そのためセンターでは計画案についての内部勉強会を行い、計画案の問題点を話し合いました。今回の投稿は、計画案のなかでもとくに「ウェルビーイング」概念の扱いについて、警鐘を鳴らすものです。

 

︎◾︎ パブコメ提出はこちら
e-Gov「第6次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)に関する意見公募について」
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095250820&Mode=0

アラート1 なぜ「ウェルビーイング」?

 

基本方針ではなぜか「女性も男性も暮らしやすい多様な幸せ(Well-being)」という概念が基本理念として掲げられています。しかし、ウェルビーイングをそもそも「多様な幸せ」と理解することには、大きな問題があります。「福祉」とも訳されるウェルビーイングは多様な要素から成り、単に個人の主観ではなく、物質的な条件が大きく作用します
参考:「なぜWell-beingを「幸せ」と訳すのでは足りないか?」(https://www.jil.go.jp/researcheye/bn/079_231129.html

 

政府がウェルビーイングを単なる個人の主観に基づく「多様な幸せ」かのように男女共同参画基本計画の基本理念に掲げることは、ウェルビーイングを損なっているジェンダーやその他の要因による差別や物質的不平等を見えなくさせるだけでなく、そうした差別や不平等をなくすという政府の責任から注意をそらしてしまうことになります。「多様な幸せ」とされるウェルビーイング概念を、ジェンダーにもとづく差別撤廃のためであるべき計画の基本理念の軸にしてよいのでしょうか。

 

さらに、ウェルビーイング概念が、すでに政府や自治体の政策の中で使われていることに注意が必要です。たとえば菅政権下、下村博文政調会長時代に発足した自民党「日本Well-being計画推進特命委員会」(上野通子座長)ですが、参加した有識者は男性ばかりでした。この特命委が、さまざまな基本計画のメインテーマとして「ウェルビーイング」を位置付ける取り組みを行ってきました。

 

例えば2023年に閣議決定された「第4期教育振興基本計画」では、「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」が掲げられ、「我が国においては、ウェルビーイングの獲得的要素と協調的要素を調和的・一体的に育む日本発のウェルビーイングの実現を目指すことが求められる」としています。 個人の権利や自由より、集団のための協調的幸福を強調するものです。とりわけ女性にとっては「協調性」「利他性」を強調する「日本社会に根差したウェルビーイング」が家庭や地域、国への貢献の押し付けになる危険が高いのではないでしょうか。

 

「経済財政運営と改革の基本方針2024」(骨太方針2024)には「Well-being指標」も登場し、デジタル庁は「地域幸福度(Well-Being)指標」の活用を進めています。また、「ウェルビーイング推進課」のもと「協調的要素」を強調した政策を進める富山県など、 地方自治体でも「日本社会に根差したウェルビーイング」や「ウェルビーイング指標」の導入が進行しています。こうした動きは、 行政が幸福を数値化・管理するのではという懸念を高めます。ジェンダー平等とは整合し得ないのではないでしょうか。

 

男女共同参画基本計画は、ジェンダーに基づく差別や不平等を撤廃するという目的を再確認すべきです。「多様な幸せ」としてのウェルビーイングという曖昧な概念によって、差別と不平等をなくす国の責任を曖昧にすべきではありません。

 

センターでは、計画案についてのアラートを今後も発信予定です。
ぜひ本アラートを広めてください。
パブリックコメントを出しましょう!

 

◾︎ パブコメ提出はこちら
e-Gov「第6次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)に関する意見公募について」
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095250820&Mode=0

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【メッセージ】「外国人が来るから賃金が下がる」へのもやもや(竹信三恵子/ジャーナリスト)

2025/07/19

「外国人が来るから賃金が下がる」へのもやもや
ジャーナリスト 竹信三恵子

参議院議員選挙の投開票日がいよいよ明日7/20になりました。アジア女性資料センターでは、この選挙を通じた排他的な言説の広がりに反対し、「参院選に向けた緊急メッセージ集」を発表しました。このキャンペーンの一環として、ジャーナリストの竹信三恵子さんのメッセージを許可をいただいてご紹介いたします。明日の参院選、そしてその後の政治を見る視座として、ぜひご一読ください。
また竹信さんにご登壇いただいた、参院選を見すえて開催した院内集会のアーカイブは7/22(火)まで
無料公開しています

 

 

 今回の参院選は、私たちの社会の大きな分岐点になりそうです。多くの党が、物価高対策として、手取りを増やす、減税をする、と言っています。コメまでが値上がりし、生活苦が高まっている今、税や社会保険料を減らして使えるお金を増やしたい、という気持ちになるのはよくわかります。その中で、そうした苦しさの原因として、「賃金の安い外国人労働者が来るから日本人の賃金が下がる」と主張する政党も相次ぎ始めました。

この言葉に、どこかで聞いたことがある、とずっと思いながら、もやもやしていました。そして、思い出しました。ちょっと前まで、この社会では「オンナは賃金が安いから、オンナが働き始めると男性の賃金が下がる」とか、本当に言われていたのです。

あれ? 賃金が安いのは、女性は安くても構わないとか、夫がいるから大丈夫だろうとか言われ、重要な仕事をしていてもこれをきちんと評価してもらえなかったり、安い仕事でも黙って引き受けて当たり前とか思われていたりしたからでは? 

そんな疑問を持ち、同じ仕事をしているなら同じ賃金をと、一般職の女性やパートの女性などが裁判を起こし、仕組みを変えていったのが1990年代ごろからでした。

外国人の賃金が安いとすれば、それは、外国人だから安くても仕方ないという見えない仕組みがあるからでしょう。また、社会に必要なのに、日本人が手を出さない仕事を引き受けてくれている外国人の労働者もたくさんいます。その人たちは、人手不足のこの日本で普通に働いて経済を支え、税金も社会保険料も払っています。手が足りなくて困っている中小企業や、少子化が進む農村部の人たちに聞いてみると、外国人の働き手に来てもらって定住して地域にも貢献してほしい、という声が、実は少なくありません。それを排除すれば、回るはずの産業が回らなくなり、経済が悪くなり、私たちの賃金はもっと下がるでしょう。

本当に必要なのは、まじめに働いていれば生活を確保できる最低賃金の引き上げや同一労働同一賃金では? そう言うと、「また、それ?」「新しくないな~」という声が聞こえてきそうです。

でも、政治はコメと違って、新しければいいというわけでもないんです。政治は、わかっていても難しくてなかなか実現できなかったことを、知恵を絞って少しずつでも実現させていく営みでもあるのですから。

賃金が低い人をさらにたたくとか、そんなことは、もうやめた方がいい。罪を犯す人がどこかにいたことを理由に、まじめに働いているだけの別の人を非難するのもやめた方がいい。私たちの社会の立て直しは、そこから始まるんじゃないのか――。投票日を目前にして、そんなことを考えています。

 

アドボカシー・キャンペーン

【声明】参院選に向けた緊急メッセージ集

2025/07/13

【声明】参院選に向けた緊急メッセージ集

2025年7月13日
アジア女性資料センター

 

はじめに

 物価上昇、上がらない賃金、医療や年金制度の不安、気候変動…いま、多くの人びとが生活に不安を抱えています。それらの原因の多くは、長い時間をかけてつくられてきた経済・政治・社会構造にあります。しかしそうした構造の変革に腰を据えて取り組むよりも、「ズルして利益を得ている誰か」や「十分に生産的でない誰か」を名指し、排除しようとする危険な風潮が、この選挙を通じて、いっそう台頭しつつあります。その先にある世界は、どのようなものでしょうか

 国籍、民族、階層、障害、年齢、教育、ジェンダー、セクシュアリティなどで人びとを分断し、自己責任と競争を強いる世界にするのか。それとも、人びとの間にあるさまざまな差異を尊重し、すべての人が安心して生きられるよう、平等に支える社会の仕組みを作っていくのか。わたしたちは今、重大な岐路に立っています。分断と排除をあおる政治を、今ここで止めるために、行動しましょう。この社会の一員であるのに投票することのできない人たちや、将来世代にも、重大な影響をおよぼす選挙です。投票権がある人はぜひ行使してください。

 

①生活が苦しいのは「外国人」のせい?

 外国人が優遇されているという事実はありません。むしろ多くの人が必要最低限の生活保障にさえアクセスできていないのが現実です。

 そうした人たちは、ここで暮らし、仕事をし、税金を払い、何より政治によって大きな影響を受けるにもかかわらず選挙権がありません。外国人に対するデマや差別を煽る「ヘイト政治」を止めるには、あなたのもつ選挙権を行使することが大きな意味をもちます。

#分断あおる政治を止めよう

 

②生活が苦しい…でも必要なのは税金や社会保障費の負担を減らすこと?

 病気、高齢、失業、育児、教育など、誰もが抱えるリスクやニーズに対応し、日本で暮らすみんなの基本的人権を守るためには税金による社会サービスが不可欠です。むしろ見直すべきは、貧困リスクの高い人ほど負担が大きくなってしまう現状のシステムを見直し、すべての人を広く支える公的システムを強化することです。分断をあおり弱い人を切り捨てる「自己責任の政治」を今ここで止めましょう!

7/20は参院選挙へ

 

③税や社会保障費の負担を減らせば暮らしは楽になる?本当に?

 政府は5年間で43兆円もの軍事費増を決めました。一方でわたしたちの暮らしを支える社会サービスや教育のために使われる税金は、先進国の中でも最低レベルです(※)。わたしたちを不安にさせるのはこうした制度の歪みです。「ズルい誰か」のせいではありません。税金は、「減らせ」ではなく、日々の暮らしのために使うよう求めなければいけません

※2024年度の教育予算は4兆624億円で、先進国では3番目の低さ

 

④「現役世代が苦しいのは高齢者にお金を使っている」から?

 スウェーデンやフランスでは、高齢者にも子育て世帯にも、どちらにも日本より多くの税金を使っています。高齢者のためにお金を使うことは、現役世代にお金を使えない理由にはならないのです。現役世代が苦しいと感じているとしたら、それは高齢者ではなく政治の問題です。
(北明美さん 院内集会「生活が苦しいから税金下げろでいいのか?」を参考に作成)

 

 

LEARN MORE…

今年4月22日、アジア女性資料センターは院内集会「『生活が苦しいから税金下げろ』でいいのか? 「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声」を行い、税金や“103万円の壁”についてフェミニズムの視点から批判的に考えました
今回の参院選挙を見すえて開催したこの院内集会は、7月22日(火)まで無料でご覧いただけます
視聴はこちらから( https://ajwrc-zeikin.peatix.com/ )。

また、以下のURLで、本メッセージ集に関連した参考リンクの紹介をしています。ぜひチェックしてみてください( https://qr.paps.jp/V1fji )。随時更新。

アドボカシー・キャンペーン

【団体賛同】参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明

2025/07/09

「参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明」
に団体賛同しました

 

移住連等が呼びかけ団体をつとめ、7/8現在265団体が賛同しています。

 

今回の選挙が重要な分岐点です。
差別やヘイトのない社会に変えていきましょう!

 

▼共同声明はこちら▼

https://migrants.jp/news/voice/20250708.html 

 

団体賛同は7/17(木)まで募集しています。
賛同・拡散をよろしくお願いいたします。

 

アドボカシー・キャンペーン

【無料アーカイブ配信中!】院内集会 「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか? 「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声

2025/06/26

院内集会「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか?
「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声
無料アーカイブ配信中です!

「アジア女性資料センター」主催の院内集会アーカイブ告知画像。「『生活が苦しいから税金下げろ』でいいのか?『103万円の壁』をめぐる女性と若者の声」というタイトルが大きな文字で書かれている。画像の下部に発言者のリストがある:竹信三恵子さん(ジャーナリスト)、北明美さん(福井県立大学 名誉教授)、能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN)、唐井梓さん(学費値上げ反対緊急アクション)。背景には淡い水色や黄色の抽象的なデザインが描かれている。

4月22日(火)に開催された院内集会「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか?――「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声。当日収録したアーカイブ配信を、無料でご覧いただけます!✨ 参議院議員選挙が7月20日に迫る今、勢いを増す「税ポピュリズム」をフェミニズムの視点からとらえ直してみませんか?

今後の活動の継続のために、カンパのご協力もぜひお願いいたします!

 

ご視聴はこちら

https://ajwrc-zeikin.peatix.com/(Peatix)
こちらのサイトからお申込みください。
動画は7月22日24時までご覧いただけます。

 

概要

 賃金上昇を上回る物価高騰のなか、「暮らしが苦しいから税負担を引き下げろ」という声が高まっており、国会では「103万円の壁」をめぐって交渉が続いています。

 しかし「103万円の壁」は、もともと女性の働き方を低賃金パートに押しとどめてきた装置でした。「壁」をどれだけ引き上げて個人の手取りを増やすかだけに議論を集中させれば、自己責任論の強化を招き、もっとも支援が必要な人たちに社会サービスが届かず、貧困に陥る危険をかえって高めてしまいます。むしろ、女性や若者を夫・親に扶養される存在として位置づける制度自体が、経済的な脆弱性を生み出してきたのではないでしょうか。

 必要なのは、ケアや学業を行うことそのものへの財政的支援です。そして、「どうせ税金を払っても適切に使われない」という根深い政治不信を超えて、政治をわたしたちの手に取り戻していくことが不可欠です。

 この集会では、「『被扶養』からケア・学びの保障へ」を合言葉に、高まる税ポピュリズムと政治不信のなかで、本当の意味で人々を広く支えるための税・社会保障に向けた課題について考えます。どうぞ気軽にご参加ください。

詳細:https://www.ajwrc.org/7727

【発言者】

竹信三恵子さん(ジャーナリスト)

北明美さん(福井県立大学 名誉教授)

能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN)

唐井梓さん(学費値上げ反対緊急アクション)

その他賛同団体一言アピール

イベント

連続セミナー「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える 」6~12月開講!

2025/05/06

アジア女性資料センター主催
連続セミナー「反ジェンダー運動とは何か
──揺らぐ多様性の時代に考える 」(全6回)
開催のお知らせ

本セミナーの横長のバナー画像です。シックな印象のデザインで、黒い画面に赤・青・緑色のモヤがかかったような背景です。文字はすっきりとした白色です。横書きの大きな文字で「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える」とタイトルが配置されています。

 

アーカイブあり!お気軽にご参加ください!
⬇️予約(Peatix)はこちら
https://ajwrc.peatix.com

 

🌟まだ間に合う!講座通しチケットはこちら
https://ajwrcseminar2025-12345.peatix.com/
今からでも、終了した回のアーカイブを含む講座全回(1~5回)をご受講いただけます。ぜひご利用ください。
* 販売しめきり:2025年10月31日(金) 21:00

 

◆趣旨
 「ジェンダーはイデオロギー」「男女という2つの生物学的性別しか存在しない」として、DEI(多様性・公平性・包摂)推進を逆転させる「反ジェンダー運動」と呼ばれる動きが、アメリカをはじめ世界各地で台頭しています。さらにフェミニズムの中からさえ、性別は社会によってつくられるものではなく生まれつき決まっているという保守的考え方が台頭しつつあります。
 しかし「ジェンダー」は、机上の空論ではありません。それは、あたかも不変の自然であるかのように本質化されてきた男女の差異、そして同じように本質化されてきたセクシュアリティ・人種・民族・国籍・障害などが交差する権力関係を読み解き挑戦するために、フェミニズム運動が現実と格闘しながら議論し鍛え上げてきた概念です。
 この連続セミナーでは、「反ジェンダー運動」の台頭を批判的に検証するとともに、フェミニズムやクィアの運動にとって「ジェンダー」概念を獲得し鍛え上げることがなぜ重要かを再考し、困難さを増す政治的状況のなかで、現実に生きる人々への影響や、対抗策を考えていきます。

 

◆講座スケジュール

第1回
6月 26日(木)19:00~21:00【オンライン】
■山口智美さん「日米の保守派による『ジェンダー・イデオロギー』『DEI』攻撃とは」

<内容>
第二次トランプ政権下のアメリカでは「ジェンダー・イデオロギー」との闘いを名目として、DEI(多様性・公平性・包摂性)施策の廃止やトランスジェンダーやノンバイナリーなど性的マイノリティへの差別的政策が進められています。日本でも「ジェンダー」は長年保守派の批判対象であり、アメリカの動向も日本の保守派による言説や政策に影響を及ぼしてきました。アメリカと日本に焦点を当て、保守派による「反ジェンダー」の動きとそのつながりを読み解きます。

山口智美さんのプロフィール写真です<講師プロフィール>

立命館大学教員。文化人類学、フェミニズムを専門とし、現代日本や米国における社会運動研究を行う。米国で約30年間暮らし、昨年日本に帰国。共著に『宗教右派とフェミニズム』、『海を渡る「慰安婦」問題』、『社会運動の戸惑い』など。

 

 

 

第2回
7月31日(木)19:00~21:00【オンライン】
■清水晶子さん「トランスナショナルな右派運動としての反ジェンダー運動」

<内容>
反ジェンダー運動の大きな特徴として、これがトランスナショナルかつ広範にわたる右派運動の重要な結節点として展開されてきている、という点を挙げることができます。現在の反ジェンダー運動の奇妙な先駆けの様相を持っていた2000年代の日本におけるジェンダー・バックラッシュとその前後を想起してもわかることですが、反「ジェンダー」運動は、人種主義とエスノセントリズム、そして反移民感情と、常に連関しています。この回では、現代の右派運動、とりわけ右派ポピュリズムとしての反ジェンダー運動について、考えてみたいと思います。

清水晶子さんのプロフィール写真です<講師プロフィール>

大学教員。専門はフェミニズム/クィア理論。著書に Lying Bodies: Survival and Subversion in the Field of Vision、『フェミニズムってなんですか?』、『読むことのクィア——続 愛の技法』など。繊細で愛情深いトイプードルとお調子者ハバニーズのうちの人。

 

 

第3回
8月28日(木)19:00~21:00【オンライン】
■高井ゆと里さん「反トランスジェンダーとしての『ジェンダー批判』」

<内容>
あらゆる制度・文化がジェンダー化された社会における構造的な性差別を捉えるには、ジェンダーの視点が欠かせない。しかし昨今、そうした蓄積に負うはずの一部のジェンダー/フェミニズム研究者が、ジェンダー概念の妥当性を否定するなどしている。その動機は「女性の安全」を名目としたトランスジェンダー排除だが、その帰結はあまりに自己破壊的である。今講演では、そうした動きにも注目しつつ、反トランスジェンダーとしての反ジェンダー運動について概観する。

高井ゆと里さんのプロフィール写真です<講師プロフィール>
群馬大学准教授。倫理学者。共著に『トランスジェンダー入門』、『トランスジェンダーQ&A』、編著に『トランスジェンダーと性別変更』、翻訳にショーン・フェイ『トランスジェンダー問題』など。

 

 

 

第4回
9月27日(土) 19:00~21:00【オンライン】
■井谷聡子さん「『「女に見えない」と言われた選手たち』から読み解くスポーツの性別二元制の政治〜今日への教訓〜」

<内容>
スポーツ界はその近代化の中で「生物学的性別」を定義、ルール化しようと試み、深刻な人権侵害を引き起こしてきた。この回では、今年邦訳が刊行されるマイケル・ウォーターズのThe Other Olympians: Fascism, Queerness, and the Making of Modern Sports が描く1930年代の性別確認検査をめぐる議論と今日の共通点について検討し、スポーツとファシズム、性別二元制について考える。

井谷聡子さんのプロフィール写真です<講師プロフィール>
関西大学文学部教授。専門はスポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究。著書に『〈体育会系女子〉のポリティクス―身体・ジェンダー・セクシュアリティ』、共著に『どうして体育嫌いなんだろうージェンダー・セクシュアリティの視点が照らす体育の未来』、責任編集に『エトセトラ Vol.6 特集スポーツとジェンダー』など。

 

第5回
10月30日(木)19:00~21:00【オンライン】
■本山央子さん「ガバナンスのジェンダー主流化~保守主義と新自由主義の間で」

<内容>
反ジェンダー・DEIが力を得ている背景には、保守主義だけではなく、「ふつうの人びと」の生活を犠牲にしてグローバリゼーションを推進する「意識高い系」エリートへの反発があります。ジェンダー平等は、どのようにしてグローバル・エリートの権力と結びつけて見られるようになったのでしょうか。この回では、「ジェンダー」概念やフェミニズムがどのように脱政治化されながら新自由主義ガバナンスの中に取り入れられてきたのかをふりかえり、ジェンダー主流化の意味を考え直してみたいと思います。

本山央子さんのプロフィール写真です<講師プロフィール>
お茶の水女子大学特任リサーチフェロー。フェミニズム、開発、平和、環境の領域で社会運動に関わるかたわら、フェミニスト国際関係・国際政治経済学の視点から安全保障と外交を研究する。

 

 

第6回
■まとめのワークショップ【対面/関東】
12月13日(土)を予定

<内容>
coming soon…

◆講座詳細

日付:2025年6月〜10月の毎月【最終木曜日】19:00-21:00
*9月のみ土曜日・最終回は12/13(土)予定

情報保障:UDトークによるリアルタイム文字起こし(校正あり)

 

◇開催場所

第1~5回・・・Zoom によるオンライン開催 ※録画配信あり
※録画配信あり(次の回の開講まで、約1ヶ月間ご視聴いただけます)
※情報保障:UDトーク(校正あり)

第6回・・・対面(東京ウィメンズプラザ 視聴覚室)

 

参加費(各回ごと)

一般・・・1,500円
学生・経済的事情のある方・・・1,000円
寄付込み・・・2,000円、3,000円、5,000円、10,000円

※第6回のみ、一般¥1,000/学生・経済的事情のある方 ¥500

 

◇チケット購入はこちら(Peatix)
https://ajwrc.peatix.com

 

本セミナーの広報のチラシです。シックな印象のデザインで、黒い画面に赤・青・緑色のモヤがかかったような背景です。文字はすっきりとした白色です。縦書きの大きな文字で「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える」とタイトルが配置されています。その左側に横書きで、講座スケジュールが掲載されています。画面の下4分の1には開催方法や参加費など連続セミナーの詳細がまとめられています。文字情報は投稿の本文に転載しています。

====================
<お問い合わせ>
アジア女性資料センター 事務局
メール:ajwrc@ajwrc.org
*回答にお時間をいただくことがあります。余裕をもってご連絡ください。

ホームページ:https://www.ajwrc.org/
Peatix:https://ajwrc.peatix.com

 

<アジア女性資料センターのSNS他>
Instagram/Threads: https://www.instagram.com/ajwrc/
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ニュース

4・28「屈辱の日」緊急抗議スタンディング  繰り返される在沖米兵による性暴力に抗議します!

2025/04/27

4・28「屈辱の日」緊急抗議スタンディング 

繰り返される在沖米兵による性暴力に抗議します!

日時 2025年4月28日(月)18時-19時

場所 東京・JR新宿駅南口

抗議のバナーを持ってスタンディング
*メッセージのバナーをお持ちください

2025年4月23日、またも在沖米軍兵士による2件の女性への性暴力事件が明らかになりました。
書類送検は7日だったといい、今回も速やかに公表されることはなく、昨年の事件発覚で沖縄内外の女性たちの大きな抗議行動はまたも無視されました。 米軍側は「沖縄との信頼関係を損ねないようにできる限りのことはやり尽くす」と言いましたが、これまでの口先だけの対応を思い起こすと、全く信用できません。 何度も繰り返され、そのたびに心も身も引き裂かれる思いを抱えるのは被害者です。 4月24日に那覇で抗議のデモがあり、4月27日には東京・原宿で抗議行動があります。 沖縄だけではない、たくさんの人が怒っている、その輪を広げたい、抗議の声をあげたい! 私たちも緊急スタンディングを呼びかけることにしました。 4月28日は、サンフランシスコ条約が発効し、日本の独立と引き替えに沖縄・奄美や小笠原が米施政下に置かれ日本から切り離された日。沖縄ではこの日を「屈辱の日」とよびます。米軍が上陸してから80年、米軍による犯罪と性暴力は繰り返されてきました。 もうごめんだ!そんな思いを持ち寄って、ともに抗議の声をあげましょう!

呼びかけ 
ふぇみん婦人民主クラブ
アクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館wam」
アジア女性資料センター
連絡先:againstmilitaryinokinawa@proton.me

ニュース

事務所移転のお知らせ

2025/04/14

事務所移転のお知らせ

いつも関心をお寄せいただきありがとうございます。
この度、センターは下記の住所に事務所を移転致しましたのでお知らせいたします。
郵便物等をお送りいただく際は、新住所へご発送ください。
お手数をおかけしますが、今後ともアジア女性資料センターをよろしくお願いいたします。

〒160-0023
東京都新宿区西新宿3丁目3番13号
西新宿水間ビル2F

特定非営利活動法人アジア女性資料センター
E-mail:ajwrc@ajwrc.org

電話番号:03-6304-0474(お急ぎの方はメールにてご連絡ください)

なお、現在、資料室は非公開で運営しております。資料のご利用は資料館アジア女性資料センターSTORESをご利用ください。

 

アドボカシー・キャンペーン

院内集会「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか? 「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声

2025/04/02

院内集会

「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか?
「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声

院内集会の広報チラシの画像です。文字情報は以下の通りです。 また、「こんな疑問をお持ちの方々もぜひご参加ください」と書かれた下には3人の人物イラストが配置され、「夫や親に「扶養される」ってなに?」「税金下がるって、いいことじゃないの?」「「扶養」ってそもそもなに?」と考えたり困ったりしています。 院内集会「生活が苦しいから税金下げろ」でいいのか?「103万円の壁」をめぐる女性と若者の声 2025年4月22日火曜日 17時から19時 会場:衆議院第2議員会館多目的室 30分前から議員会館の入り口で入館証を配布します。 主催:NPO法人アジア女性資料センター 連絡先:ajwrc@ajwrc.org 賛同団体を募集中です!上記連絡先までお知らせください。 インスタグラム:@AJWRC 当日の様子はライブ配信予定! 発言者への質問も できます! 発言者 竹信三恵子さん(ジャーナリスト) 北明美さん(福井県立大学 名誉教授) 能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN) 唐井梓さん(学費値上げ反対緊急アクション) その他賛同団体一言アピール ※ここから院内集会の概要文が続きます。  賃金上昇を上回る物価高騰のなか、「暮らしが苦しいから税負担を引き下げろ」という声が高まっており、国会では「103万円の壁」をめぐって交渉が続いています。  しかし「103万円の壁」は、もともと女性の働き方を低賃金パートに押しとどめてきた装置でした。「壁」をどれだけ引き上げて個人の手取りを増やすかだけに議論を集中させれば、自己責任論の強化を招き、もっとも支援が必要な人たちに社会サービスが届かず、貧困に陥る危険をかえって高めてしまいます。 むしろ、女性や若者を夫・親に扶養される存在として位置づける制度自体が、経済的な脆弱性を生み出してきたのではないでしょうか。  必要なのは、ケアや学業を行うことそのものへの財政的支援です。そして、「どうせ税金を払っても適切に使われない」という根深い政治不信を超えて、政治をわたしたちの手に取り戻していくことが不可欠です。  この集会では、「『被扶養』からケア・学びの保障へ」を合言葉に、高まる税ポピュリズムと政治不信のなかで、本当の意味で人々を広く支えるための税・社会保障に向けた課題について考えます。  どうぞ気軽にご参加ください。

 

 賃金上昇を上回る物価高騰のなか、「暮らしが苦しいから税負担を引き下げろ」という声が高まっており、国会では「103万円の壁」をめぐって交渉が続いています。

 

しかし「103万円の壁」は、もともと女性の働き方を低賃金パートに押しとどめてきた装置でした。「壁」をどれだけ引き上げて個人の手取りを増やすかだけに議論を集中させれば、自己責任論の強化を招き、もっとも支援が必要な人たちに社会サービスが届かず、貧困に陥る危険をかえって高めてしまいます。むしろ、女性や若者を夫・親に扶養される存在として位置づける制度自体が、経済的な脆弱性を生み出してきたのではないでしょうか。

 

必要なのは、ケアや学業を行うことそのものへの財政的支援です。そして、「どうせ税金を払っても適切に使われない」という根深い政治不信を超えて、政治をわたしたちの手に取り戻していくことが不可欠です。

 

この集会では、「『被扶養』からケア・学びの保障へ」を合言葉に、高まる税ポピュリズムと政治不信のなかで、本当の意味で人々を広く支えるための税・社会保障に向けた課題について考えます。どうぞ気軽にご参加ください。

 

発言者

竹信三恵子さん(ジャーナリスト)

北明美さん(福井県立大学 名誉教授)

能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN

唐井梓さん(学費値上げ反対緊急アクション)

その他賛同団体一言アピール

 

日時:4月22日(火)17:00〜19:00

会場:衆議院第2議員会館多目的室

30分前から議員会館の入り口で入館証を配布します。

 

オンライン:YouTube同時配信
https://www.youtube.com/watch?v=H2zjCsirRqY
情報保障:UDトーク(校正あり/会場・オンラインともに)

 

主催:NPO法人アジア女性資料センター

連絡先:ajwrc@ajwrc.org

賛同団体を募集中です!フォームまたは上記連絡先までお知らせください。

https://forms.gle/oRJDaigc9Y2GSf787

ニュース

国連女性差別撤廃委員会への資金拠出停止に抗議し、撤回を求める声明

2025/02/05

PDFはこちら▼

CEDAW拠出金停止への抗議声明_20250205

国連女性差別撤廃委員会への資金拠出停止に抗議し、撤回を求める声明

2025年1月29日の北村俊博外務報道官会見において、外務省は、国連女性差別撤廃員が対日審査最終見解において皇室典範改正を勧告したことに対する措置の一つとして、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)に対する任意拠出金の使途から同委員会を除外することを通告したことを明らかにした。私たちはこの決定に対し、以下に述べる理由から強く抗議し、撤回を求める。

皇室に関わる事柄は普遍的人権基準の対象外でありCEDAWは触れるべきでないという政府の主張は、日本国内においてしか通用しえない論理である。この政府見解の妥当性を国際人権基準との関係において検討する機会は、日本の市民に保障されなければならない。

CEDAWを含む国連人権機関の加盟国審査は、専門家委員会と政府、そして市民社会との間の建設的対話を促すことが目的である。勧告に異論があれば、文書や対話の機会を通じて反論や説明を尽くすべきであろう。政府は文書でも説明してきたと主張するが、議論を尽くしたとは言い難いにも関わらず、拠出停止の通告という強硬手段に訴えることは、日本が有する経済力の濫用であり、CEDAWに対するあきらかな威圧・恫喝である。

日本政府は近年、ジェンダー平等・女性の権利のための外交を推進していると主張してきた。だが今回の、自国に対する勧告を理由にCEDAWに圧力をかけるようなやり方は、日本によるジェンダー・女性外交が実際には国際公益のためでなく、自国益追求の道具にすぎないことを露呈している。

今年2025年は北京行動綱領採択から30年、女性・平和・安全保障決議から25年など、女性の権利に関する重要な節目であるが、反動保守勢力の国際的な台頭により、これまでの進展が損なわれる危険が高まっている。国際的に法の支配や多国間枠組みの維持を訴えていくべき立場にある日本が、CEDAWの活動を尊重せず、むしろ脅かすような行為をとることは、外交政策における著しい一貫性の欠如を示しているだけでなく、国際的にも重大な否定的影響をおよぼしかねない。

CEDAWとの建設的対話は、日本政府だけのものでなく市民社会にも開かれたプロセスであることをあらためて強調したい。このたびの政府決定の不透明さは、市民社会に対する説明責任の観点からも容認しがたいものである。

わたしたちはCEDAW拠出金に関する日本政府の決定に強く抗議し、ただちに撤回を求めるとともに、どのようなプロセスで今回の決定がなされたのか明らかにするよう求める。

2025年2月5日

NPO法人アジア女性資料センター

 

 

コラム

【こんな本を編集しました 001】花束書房・伊藤春奈さん『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト―独立運動を描きなおす』

2024/11/27

「こんな本を」シリーズの画像。 以下のテキストが改定あります。 こんな本を書きました/編集しました/読みました アジア女性資料センター 『帝国主義と闘った14人の朝鮮 フェミニスト―独立運動を描きなおす』 花束書房・伊藤春奈さん

 

アジア女性資料センター新連載企画!

いつもご関心をお寄せいただきありがとうございます。この度、アジア女性資料センターではHP上の新連載コーナーとして「こんな本を 書きました/編集しました/読みました」シリーズを開始します。初回の今回は、今年9月に出版された話題書『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト―独立運動を描きなおす』(花束書房)を編集した花束書房・伊藤春奈さんに、本書の魅力を力強く語っていただきました。

「敬意」をつなぐ―100年前から足元の現在まで―

 今年9月、『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト―独立運動を描きなおす』(尹錫男:絵、金伊京:著、宋連玉・金美恵:訳、花束書房)を出版した。韓国フェミニズムアートの第一人者である尹錫男(ユン・ソンナム)さんと、作家の金伊京(キム・イギョン)さんが組んで生まれた本だ。帝国日本の植民地支配と闘った14人の朝鮮女性を、肖像画とともに、一人称、三人称、インタビュー形式、ドキュメンタリー、手紙など、14人それぞれに異なる叙述方式で鮮やかに描きだしている。

 ふたりの作家の熱意と敬意ゆえか、絵も文章もフェミニズムに満ちているのがうれしい。運動内のセクシズムやメディアによる揶揄や蔑視、家父長からの重圧など、女性たちが怒りを燃やし、闘う対象はいまと変わらない。何人かは、決意とともに名前を自ら名乗り直しているのもフェミニズム的だ。意志をたたえたまなざしに、自由をつかもうとするような大きな手、自ら選んだ装いにあゆみ、そして刻みつけた言葉――読むほどに、14人それぞれが心を揺さぶってくる。

 翻訳者の宋連玉さん、金美恵さんと本書を作りながら私がつねに考えていたのは、「相手への敬意」である。そこには、「相手に近づきたい」「理解したい」「痛みを知りたい」といった願いが含まれる。帝国日本の暴力や家父長の支配のもと、家父長制と植民地支配の両方と闘わなければならなかった14人は、多くが植民地下で拷問の後遺症などで病死し、あるいは解放直後に亡くなっている。生き残った数人も家族や仲間と離散するなど、平穏な余生を送ることはかなわなかった。いまに続く困難で複雑な現代史を思いながら、14人それぞれの生をもっともよく表せる文体を模索して、さまざまな叙述が採られたのだろうと考えるようになった。と同時に、早くから帝国日本との戦いを強いられた朝鮮人の長きにわたる抵抗運動、内部での軋轢も経たフェミニズムの底力に、何度も圧倒された。民衆の手で社会を変えていく、民主主義を獲得していくとはこういうことなのかと胸が熱くなり、さらに敬意が募る。その繰り返しで本ができあがったように思う。

 本書のプロジェクトについて解説する「まえがき」、そこに呼応するような日本版の「翻訳者あとがき」からも、「相手への敬意」は響いてくる。とくにあとがきでは、邦訳出版の経緯や日本社会で世に出すことの意味だけでなく、訳者おふたりそれぞれの個人史と本編とのつながりが示される意味は大きい。個人の生に、南北分断や現代史、冷戦の残滓が否応なく絡んでくること、100年前の朝鮮女性たちと地続きの歴史をいまも生きていること。日本版は訳者あとがきまで含めて「完成」するのであり、本書が読者とは切り離された「かつてあった歴史」の本ではないことが、おわかりいただけると思う。

 

 刊行まもない時期から、とりわけウクライナやパレスチナのために運動する人たち、フェミニストにいち早く反応していただき、熱い支持を受けていることに訳者ともども喜んでいる。戦争と虐殺と分断の時代にあって、本書が日本社会の惨状を変えるささやかな動き――卵で岩を穿つように――となれば幸いです。

 

 

『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト―独立運動を描きなおす』

独立運動を闘った多彩な朝鮮女性を、韓国フェミニズムアートの第一人者・尹錫男(ユン・ソンナム)と作家・金伊京(キム・イギョン)が、圧倒的な読み応えでよみがえらせた歴史ノンフィクション。 信念を曲げず、真の自由を切望した女性たちの言葉とあゆみは、何度も運動としてよみがえり、社会を変えてきました。 また、いまの私たちと地続きの性差別と闘った姿にもぜひ注目を。韓国フェミニズムのルーツともいえる歴史を知って、植民地主義とフェミニズムの関係を考えてみませんか。

著者:尹錫男(画),金伊京(著),宋連玉(訳),金美恵(訳)

出版:花束書房

 

◆花束書房オンラインストア

https://hanatabasyobo.stores.jp/items/66a74b50bb9777002b7b56ee 

アドボカシー・キャンペーン

12/2(月)米軍性暴力の不処罰を許さない学習会

2024/11/21

米軍性暴力の不処罰を許さない学習会
日本国憲法から見た日米地位協定の問題点

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「米兵による性暴力と情報隠蔽を許さない外務省前スタンディング」(7月2日)、「女を利用した軍事化と米軍性暴力の不処罰を許さない院内集会」(9月2日)呼びかけ、開催した3団体で、以下の学習会を企画しました。

またもや起きた、沖縄の国頭村への米軍ヘリ不時着。防衛相は米軍による報告に基づき、「不時着」ではなく、「予防着陸」で、安全確保だったと強調しています。
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2024/1115a.html

基地・軍隊をなくしていく一歩として、日米安保と日米地位協定の基本を知るための学習会に、ぜひご参加ください。

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米軍性暴力の不処罰を許さない学習会
日本国憲法から見た日米地位協定の問題点

繰り返される米兵による犯罪、米軍基地をめぐる騒音や環境問題。住民の暮らしが脅かされ、人権が侵害されてもなお、米兵の犯罪は処罰されず、米軍基地から垂れ流されるPFASなど有害物質の調査さえ十分にできません。その構造的な理由の1つとしてあげられるのが「日米地位協定」です。日米地位協定は、そもそもどのような経緯で結ばれたのでしょうか?
講師の永山茂樹さんは、今年6月に外務省による隠蔽事件が明らかになってすぐ、憲法学者の声明を準備したお一人です。日米地位協定を規定する「日米安保体制」とは何か、という基本を押さえつつ、米軍の性暴力の不処罰が続く構造的な問題にいてお話しいただきます。

講 師:永山茂樹(東海大学法学部教員)
日 時:2024年12月2日(月) 18:30-20:30
場 所:千駄ヶ谷コミュニティセンター サークルルーム3&4
    定員50人、JR原宿駅から徒歩5分
    https://sendagaya-cc.jp/#home
情報保障 ノートテイクをご希望の方はご連絡ください
参加費:800円
お申込み:https://forms.gle/m2kFfGvDWsFZLsVcA

講師紹介:ながやま しげき
専門は憲法学(平和主義)。共編著に『国家安全保障と地方自治 「安保三文書」の具体化ですすむ大軍拡政策』(自治体研究社、2023年)、『緊急事態と憲法』(学習の友社、2020年)、『国会を取り戻そう!議会制民主主義の明日のために』(現代人文社、2018年)ほか、論文多数。

共催:ふぇみん婦人民主クラブ、アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam
協力:アジア女性資料センター
連絡先:againstmilitaryinokinawa@proton.me


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ニュース

日本語版&英語版「JAWW NGOレポート —北京+30に向けて」ができました

2024/11/21

日本語版&英語版「JAWW NGOレポート —北京+30に向けて」ができました

来年は1995年の「国連世界女性会議」(北京会議)から30年の節目です。
この30年、日本におけるジェンダー平等はどのように達成されたのか/達成されていないのか、特に2020年(北京+25)以降を総括するレポート『JAWW NGOレポート —北京+30に向けて』が発刊されました。

北京行動綱領の12領域に新しい領域を加えた合計22領域について、日本におけるジェンダー平等の課題と進展を、市民活動の立場からレビューしたレポートです。

アジア女性資料センターでは、代表理事・本山が【女性と武力紛争】のテーマにて執筆しています。以下のリンクやPDFから、ぜひともご一読ください。日本語版チラシも添付します。

◆日本語版 ※印刷媒体で有料での頒布
https://jaww.info/news-detail.php?id=130

チラシ: https://www.ajwrc.org/wordpress/wp-content/uploads/2024/11/130-3.pdf 

◆英語版 ※PDFで無料でおよみいただけます
webサイト: https://jaww.info/news-detail.php?id=133
PDF: https://jaww.info/doc/JAWW-NGO-Report-2024.pdf

ニュース

【English Ver.】Urgent Statement Protesting Sexual Violence and Information Cover-Up by US Forces in Okinawa

2024/10/18

Urgent Statement Protesting Sexual Violence and Information Cover-Up by US Forces in Okinawa

 

July 2, 2024

In December 2023, a US Air Force captain in Okinawa assaulted a local girl. In March 2024, the press revealed that the Naha District Public Prosecutor’s Office had indicted him on charges that included sexual assault. Although the Ministry of Foreign Affairs was aware of this incident by March 27, 2024, with the filing of the indictment, the Ministry did not share relevant information with the Okinawa Prefectural Government until June 25, 2024. This can only be considered a willful withholding of information to avoid this becoming an issue in the June 17 Okinawa Prefectural Assembly election and to avoid influencing the June 23 Okinawa War Memorial Ceremony, which was attended by the Prime Minister and US military personnel. Additionally, while there have there have been many other incidents of sexual violence by US soldiers in addition to this current assault, we have seen a corresponding trend in which the police seem to be increasingly reluctant to release information.

 

We strongly protest the US military and the Japanese government for allowing sexual violence by US military personnel to occur again and again. We also strongly protest the concealment of information by the Japanese government, in particular the use of “victims’ privacy” as a pretext for such concealment. Not only is it possible to share information with local governments and citizens while respecting victims’ privacy, this sharing of information is essential in order to eradicate all forms of sexual and gender-based violence.

 

Among the various human rights violations brought about by US military bases, sexual violence has continued to be rendered invisible because of stigma against the victims and a judicial system that makes light of sexual violence. It is unacceptable for the government to weaponize “victims’ privacy” as a shield to conceal necessary information. It counters all the efforts of Okinawan feminist organizations that have been uncovering the obscured damages and the efforts of many people who have been working for a justice system that protects the rights of all victims of sexual violence. We demand an investigation that clarifies why there was a delay in the relaying of information to Okinawa Prefecture and also what is behind the larger trend of police nondisclosure related to such incidents not only in Okinawa Prefecture but in all areas in which military bases are located.

The Government of Japan today actively promotes “Women, Peace, and Security” Agenda based on UN Security Council Resolution 1325. Equal participation of women in decision-making related to peace and security is at the core of this resolution, and requires a transparent and democratic decision-making process. We recognize that military state security up until now has been built upon gender-based discrimination, violence, and colonialism. We demand that peace and security decision-making reflect the voices of citizens, particularly those of citizens most directly affected.

We strongly protest the US and Japanese governments’ prioritization of national security, which has led to the obfuscation, dismissal, and toleration of sexual and gender-based violence by military personnel. We stand in solidarity with the people of Okinawa who do not tolerate any kind of sexual violence and fight against the imposition of military bases.

 

➡︎日本語の声明はこちらからご覧いただけます
【声明】在沖米軍による性暴力および情報隠蔽に抗議する緊急声明

イベント

【参加募集中!】アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)参加報告&ディスカッション「軍事主義と植民地主義を克服するフェミニズム運動へ」

2024/09/20

アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)
参加報告&ディスカッション
軍事主義と植民地主義を克服するフェミニズム運動へ

10月5日(土)に久しぶりのオフラインイベントを開催します!
みなさまとお話できることを楽しみにしております。ふるってご参加ください!

広報チラシのオモテです。ポップな色とフォントで構成されています。写真はチェンマイでのフォーラムや主催ワークショップの様子を写したものが大きく配置されています。 アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)参加報告&ディスカッション 軍事主義と植民地主義を克服するフェミニズム運動へ 日時:10月5日(土)14:00~16:30 会場:品川ステーションビル5F ふれあい貸し会議室 ※エレベーターあり ※タイ土産のお菓子つき ※事後配信未定

 

9月12~14日の3日間、タイのチェンマイでアジア太平洋フェミニスト・フォーラム(APFF)が開催されました。アジア女性資料センターからは4名が参加し、「アジアにおける軍事化とフェミニストのトランスナショナルな抵抗」をテーマにしたワークショップを行いました。10月5日は、フォーラムとワークショップについてくわしく報告します。また今後もアジア・太平洋のフェミニストたちとつながり、軍事主義と植民地主義を解体していくために、日本で取り組むべき課題は何か──会場に集まった皆さんと共に、これからのフェミニズム運動について一緒に考えてみたいと思います。

 

日時:10月5日(土)14:00~16:30

会場:ふれあい貸し会議室 品川ステーションビル5F
(JR山手線 品川駅 高輪口より約3分)
   ※エレベーターあり
   ※事後配信未定

参加費:無料(カンパ歓迎)
    ※タイ土産のお菓子つき

内容(予定)
・フォーラムで共有されたビジョン
・ワークショップの報告
・ファシリテーターの3人が考えたこと
・参加者の皆さんとのディスカッション
※終了後に近隣会場にて交流会を予定(自由参加)

 

★申し込みはこちら!:https://forms.gle/LttiJNhvtnAdirFK7 

 

問い合わせ:アジア女性資料センター事務局(mail ajwrc@ajwrc.org
※回答にお時間をいただく場合がありますので余裕をもってご連絡ください。
※情報保障が必要な方は、お手数ですが9/28(土)までにご連絡ください。可能な限り検討いたします。

【本事業は一般財団法人大竹財団の助成および個人の方々からのご支援により実施されています。記して感謝申し上げます】

 

広報チラシのウラです。オモテと同じポップな雰囲気で、イベントの情報がチェンマイでの写真とともに配置されています。 9月12~14日の3日間、タイのチェンマイでアジア太平洋フェミニスト・フォーラム(APFF)が開催されました。アジア女性資料センターからは4名が参加し、「アジアにおける軍事化とフェミニストのトランスナショナルな抵抗」をテーマにしたワークショップを行いました。10月5日は、フォーラムとワークショップについてくわしく報告します。また今後もアジア・太平洋のフェミニストたちとつながり、軍事主義と植民地主義を解体していくために、日本で取り組むべき課題は何か──会場に集まった皆さんと共に、これからのフェミニズム運動について一緒に考えてみたいと思います。 イベントの内容(予定): フォーラムで共有されたビジョン/ワークショップの報告/ファシリテーターの3人が考えたこと/参加者の皆さんとのディスカッション
※終了後に近隣会場にて交流会を予定(自由参加) 参加費:無料(カンパ歓迎) 問い合わせ:アジア女性資料センター事務局(mail ajwrc@ajwrc.org) ※回答にお時間をいただく場合がありますので余裕をもってご連絡ください。 ★申し込みはこちら https://forms.gle/LttiJNhvtnAdirFK7  ※情報保障が必要な方は、お手数ですが10/28(土)までにご連絡ください。可能な限り検討いたします。

イベント

【報告】9.2院内集会「『運用改善』で終わらせない!女を利用した軍事化と米軍性暴力の不処罰を許さない」 開催報告

2024/09/10

9.2院内集会「『運用改善』で終わらせない!
女を利用した軍事化と米軍性暴力の不処罰を許さない」開催報告
※期間限定・事後配信リンクあり

9/2会場の様子

日時: 2024年9月2日 16時半-18時半

場所: 衆議院第一議員会館

主催: ふぇみん婦人民主クラブ、アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)、アジア女性資料センター

 

 2024年9月2日、院内集会「『運用改善』で終わらせない! 女を利用した軍事化と米軍性暴力の不処罰を許さない」を開催しました。会場には約160名が集まり、怒りの強さ、関心の高さがうかがえました。

 

 まずはアジア女性資料センター代表理事・本山より院内集会に先立って挨拶を行い、次に、台風をくぐりぬけ沖縄からはるばる駆けつけてくださった「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の宮城晴美さんより講演していただきました。

 「沖縄の米軍性暴力、何が問題か 性犯罪の実態調査から見えてきたもの」というタイトルの元、宮城さんご自身の調査による被害の実態を示しながら、基地問題の中では性暴力がいかに不可視化されてきたか、戦後から現代にいたるまでの歴史について改めて指摘し怒りを共有していただきました。

 

 その後はリレートークへ。「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来を作る会」共同代表の石嶺香織さんは、沖縄での生活に根ざした危機感のもと、政府が「プライバシー保護」を言い訳として性暴力を隠蔽してきたことが問題であると訴えました。

 

 さらに「沖縄を孤立させず、日本政府の情報隠しに抗議し自治と分権を求める地方議会議員の会」や、名古屋学院大学教員・憲法学者有志の会の飯島滋明さん、「基地・軍隊はいらない4.29集会」実行委員会の與儀睦美さんも参加し、性暴力に怯えて生きなければならない沖縄の日常や、日米地位協定の問題点について触れ、今もって解決に至っていない基地の問題点を明確にしました。

 

 当日は飛び入りコメントとして、長崎県でも発覚した米軍の性的暴行事件隠蔽に抗議する「佐世保女性ネットワーク」支援者、そして2022年7月に神奈川県逗子市で起きた米兵による無差別暴行事件への抗議活動を根強く続けている市民、また本問題に取り組む国会議員の方々からも発信がありました。

会場入り口の様子です。椅子の背にこの日のポスターとUDトークのQRコードガ貼り付けられています。

文字起こしアプリ「UDトーク」による情報保障も行いました。

 

★集会における発言者の詳細な訴えと会場の熱量については、動画(※期間限定配信)にてぜひともご確認ください。

【視聴期限:2024年10月10日(火)まで】

ご視聴はこちらから→  https://vimeo.com/1006516084/772773905e 

*外部サイト(動画配信サービスVimeo)で開きます。

 

イベント

【締め切りました】(9/9月)「無自覚」な日本の軍事化を考えるフェミニストワークショップ

2024/08/28

「無自覚」な日本の軍事化を考えるフェミニストワークショップ

9/9(月)にワークショップイベントを開催します!ふるってご参加ください!

9.9ワークショップイベントの広報画像です。

お知らせ画像

 

〜アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)事前ワークショップ開催のおしらせ〜

アジア女性資料センター(AJWRC)では、「日本の見えない軍事化」をテーマにしたワークショップ(以下:WS)を開催します。本WSは、今年9月中旬にタイで開催する「アジア太平洋における軍事化と国境を超えるフェミニスト抵抗」WS(*アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)にてセンターが主催するWS)に連なるものであり、アジア太平洋地域のフェミニストと連帯する活動でもあります。知らず知らずのうちに軍拡と軍事的な価値観とが浸透する「軍事化」に抵抗していくために、いま日本という地にいる私たちが考えていくべきことは何か? 具体的な事案から日常のモヤモヤにいたるまで、言葉にし行動にうつすためには何が必要なのか? まずはワークショップに参加することから始めてみませんか?

※当日は少人数のグループに分かれ、オンラインホワイトボード(miro)を使って進めます。事前のご準備は不要です。

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「無自覚」な日本の軍事化を考えるフェミニストワークショップ

主催:アジア女性資料センター

日時:2024年9月9日(月) 18:00~19:30

場所:オンライン開催(Zoom)

参加費:無料 ※定員15名程度

対象:どなたでも歓迎

問い合わせ:アジア女性資料センター(mail:ajwrc@ajwrc.org)

※回答にお時間をいただく場合がありますので余裕をもってご連絡ください。

申し込みはこちらから!(https://forms.gle/4LaaqcDsKB4nDZNv7

※情報保障を必要とする方は、大変お手数ですが3日前(9/5(木) 23:59)までに申し込みフォームよりご連絡ください

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アドボカシー・キャンペーン

APFF派遣ファシリテーター決定!&カンパのお願い

2024/08/09
カンパのお願いの画像 「アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)」2024 in チェンマイへの派遣ファシリテーター2名が決定しました!意気込みコメントも到着! アジア女性資料センター

カンパのお願い

先月に募集のお知らせをしました、「派遣ファシリテーター」としてチェンマイに送り出す若手フェミニスト2名が決定しました!

ページの最後におふたりからのコメントを掲載します。

おふたりには来月9月12日〜14日にタイのチェンマイで開催の「アジア太平洋フェミニストフォーラム(APFF)」にてセンターが開催する、「アジア太平洋における軍事化と国境を超えるフェミニスト抵抗」をテーマにしたワークショップのファシリテーターをともに担っていただきます。

つきましては、みなさまに派遣費用(渡航費・宿泊費)のカンパをいただけますと大変に幸いです。ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

ーカンパ先詳細ー

●郵便振替口座

00150-1-263953

名義:特定非営利活動法人アジア女性資料センター

●銀行口座

三菱UFJ銀行 渋谷支店 (普)0559831

名義:トクテイヒエイリカツドウホウジンアジアジョセイシリョウセンター

(特定非営利活動法人アジア女性資料センター)

ご寄付をいただいた方にささやかなをタイお土産をお届けしますので、ご寄付の際には事務局宛(ajwrc@ajwrc.org)にメール等でご一報頂けますと幸いです

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◆恵実さんコメント

「ファシリテーターに選んでいただき光栄です。ワークショップを通じて、アジア地域のフェミニストとアイデアを共有し、国境を越えた軍事化への抵抗を強めたいです。この貴重な機会を活かせるよう精一杯頑張ります!」

◆ゆみさんコメント

「このような貴重な機会にファシリテーターとして携わらせていただけることを心から嬉しく思っております。参加者の方との対話や交流から力を得て、ワークショップを成功させたいです。APFFへの参加を通じ、インターセクショナリティとポストコロニアルな視座を重視したフェミニズムを思考する契機にもできたらとも思っています。」

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何卒、ご支援のほどよろしくお願いいたします!

 

【本事業は、一般財団法人大竹財団の助成金を受けて実施しています】

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