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2000/12 カンボジア・スタディツアー

2000/11/22

アジア女性資料センター主催 第5回スタディ・ツアー

カンボジアの女性たちに出会い、未来を共有する旅

インドシナ半島のほぼ中央に位置するカンボジア。メコン川とトンレサップ湖の恵みを受け、アジアの至宝とも言われるアンコール・ワットなどの大石造寺院でも知られています。しかし豊かな文化と自然に恵まれた国カンボジアは、20年にわたる戦争、ポルポト政権による200万人ともいわれる大量虐殺などすさまじい歴史を経験してきました。多くの男性が殺されて女性と子どもの国になったカンボジアの再建を担ってきたのは女性たちでした。現在、平和を取り戻しつつあるカンボジアですが、戦争、内戦の爪あとはまだ深く残り、急激な市場経済化の中で外国支配が利益優先の開発を進め、女性たちは貧困や暴力に苦しめられています。
このツアーでは、カンボジア女性の置かれている状況を歴史、現在の両方から探ります。戦争の傷あとを訪ね、急増する買売春、AIDS、ドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)、開発とジェンダー、農村女性のエンパワメントなどの問題について、さまざまな困難の中でも活発に活動している女性たちやNGOを訪問し、日本の私たちと問題を共有すること、そしてカンボジア復興再建の中で女性たちが果たしている積極的な役割や運動から学ぶ旅にしたいと思います。ぜひご参加ください。

期 間:12月23日(土)~30日(土) 7泊8日
参 加 費:25万円(多少の変更もあります)
*会員でない方は、別途入会金8,000が必要です。

定 員:20名(女性のみ)
申込締め切り:9月30日(土)

*先着順で締め切ります。お早めにお申し込みください。
*参加費用に含まれないもの…成田までの往復費用、海外旅行保険、空港税、その他個人経費

訪 問 先 予 定(交渉中)
クメール女性の声センター(シェルターを運営、ドメスティック・バイオレンス問題)
カンボジア女性開発協会(買売春問題、救出活動)
PADEKのチャントウ・ボウアさん(開発とジェンダー)
地雷の被害者のためのリハビリセンター
ツールスレン博物館、Killing field見学
農村女性のプロジェクト見学
ADHOKのトゥン・サライさん(アジア人権賞受賞、カンボジアの人
権状況について)
アンコールワット遺跡 など

*プログラムは変更になることがあります。
*宿泊は原則として2人部屋です。

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